砂の上に家を建てる 2006 3 25

 混迷のイラク。
誰もが気になるでしょう。
 私は、イラク戦争が始まる前に、こう警告しました。
アメリカは、イラクに、民主主義政府を建設すると言っているが、
それは、「砂の上に家を建てる」ようなものではないかと。
 聖書には、有名な言葉があります。
「わたしの言葉を聞くだけで、実際に行わない者は皆、
砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。」
「剣を取る者は皆、剣で滅びる。」
(この2000年の歴史は、実際に、それを証明しています)。
 ある者は、こう言うかもしれません。
「それでも、日本では、成功した」。
 しかし、日本には、民主主義の基盤がありました。
日本は、いつの間にか、民主主義が軍国主義になってしまい、
多くの国民が、民主主義を取り戻したいと思っていたのでしょう。
 アメリカ軍の助けを借りたかもしれませんが、
多くの日本人は、昔のように、民主主義を取り戻したいと考えたのでしょう。

自由民権運動 demand for democratic rights 2003 8 27

「板垣死すとも自由は死せず。」(1882年4月6日)
日本における自由民権運動の指導者、板垣退助の言葉です。
 官僚主導の政治を推し進める政府に対して、
板垣退助は、民衆が議員を選んで、国を運営する議会制の導入を訴えた。
 しかし、政府は、板垣退助の活動を警戒して、
次々と、言論弾圧の条例を制定した。
歴史に残る名言が発せられたのは、そういう状況だった。
 さて、今の日本。
板垣退助の決死の努力にもかかわらず、今の日本は、官僚主導の政治になってしまった。
 自由を獲得するのは、困難で、
 自由を維持するのも、困難である。
 そして、自由の価値を忘れるのも、早い。
 しかし、自由の指導者は死すとも、自由の歴史は残る。








































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